2005-07-12 第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第18号
それから、液体ロケットのエンジンですけれども、一九七五年にアメリカから技術を導入したNⅠロケットというのを開発しまして人工衛星を打ち上げました。これが今のHⅡAロケットにつながっています。 今、弾道ミサイルとロケット技術を同じと言いましたけれども、人工衛星の打ち上げ能力ができたからといって、すぐに弾道ミサイルというものを造れるということではありません。
それから、液体ロケットのエンジンですけれども、一九七五年にアメリカから技術を導入したNⅠロケットというのを開発しまして人工衛星を打ち上げました。これが今のHⅡAロケットにつながっています。 今、弾道ミサイルとロケット技術を同じと言いましたけれども、人工衛星の打ち上げ能力ができたからといって、すぐに弾道ミサイルというものを造れるということではありません。
○山野参考人 まず、現状は、先ほど来語がございましたように、ロケット系、それから目的、これも先生御指摘のように全く違うわけでございまして、私どもは液体ロケットを中心にいたしまして実用分野の宇宙開発、それから宇宙科学研究所の方は固体ロケットを中心としまして宇宙科学専門にというふうに特化されておりまして、現在はおのおのがそういう形の中で非常にうまく目的を達成しておると思います。
同事業団の種子島宇宙センターは、日本最大の射場であり、各種射場、追跡管制所、レーダーステーション、液体ロケットの地上燃焼試験場等を備えています。当センターでは、人工衛星の打ち上げ、発射後の追尾等の作業が行われ、実用衛星打ち上げの中心的役割を果たしています。
その当時、私どもやっておりまして、当時は世界の趨勢が液体ロケットであって、液体燃料のロケットで人工衛星を宇宙に打ち上げるということであったわけです。その当時、私どもにはそれを使うような技術がまだありませんでした。それで、固体ロケットだけで人工衛星を上げようという努力をしたわけであります。
それから、実用衛星は、一部固体の部分がございますが、中心は液体ロケットでございまして、そういう意味で、やっておりますことは内容的には重複はしてないわけでございますが、両者共通的なものもあるということで、将来はロケットの開発は長期展望のもとで一体化を図るべきであるという調整をいただいておるわけでございます。
それから、実用衛星につきましては液体ロケットで打ち上げております。こういうことで、固体と液体ということでかなり違っておるわけでございますが、将来的には科学衛星も液体ロケットを使うという可能性もないわけではございません。
〔谷川委員長代理退席、委員長着席〕 先ほどお話がございました液体ロケット、固体ロケットの問題につきましても、宇宙開発委員会といたしましては、科学観測のための固体ロケットとしては、現在東大で開発されておるのが非常にいい成果を上げておるというふうに認識されておりますし、実利用ということを考えますと、やはり衛星の軌道の制御という点から液体ロケットの方がやりやすいということで液体ロケットを開発しておるわけでございます
従来までは、御指摘のように、石油系の液体ロケットが多うございまして、米国のデルタ、日本のNI、NIIのように、三段目にのみ固体を用いるものが使用されておりますが、大体液体系、石油系でございます。 今後の動向につきましては、各国とも高性能の液酸・液水エンジンの開発に力を入れておりまして、シャトル、アリアンロケット、中国等もすべてこの方向でございますし、わが国のHIもこの方向の開発を進めております。
その結果、むしろ将来の技術の発展の可能性のあります液体ロケットを中心といたします開発をいたそうということで、新たに三段式のNロケット開発計画というものに踏み切ったわけでございます。 なお、この際米国より技術導入の可能性、これにつきましても検討いたしました結果、技術導入の可能性も十分あるということもございまして、四十五年度の計画で変更が行われた、こういうことでございます。
○松浦参考人 二段の開発のことでございますが、先ほど千葉研究調整局長からお話もございましたように、わが国ですでに、この宇宙開発計画が昭和四十五年にきめられました前から開発をいたしておりました小型の液体ロケットエンジンがございました。それによりましてある程度の技術的な基礎ができていたわけでございます。ちょうどNの二段に使うのに手ごろな大きさのものでございました。
○松浦参考人 特に制御装置が上段についておりますものは、衛星の制御装置、それからたとえば三段に液体ロケットを使っておるもの、こういうものにはついておるわけでございます。で、固体ロケットを使っておるものについても、姿勢の制御というようなことをやる必要があるものにはつけるものもございます。
○松浦参考人 アメリカのソー・デルタも一段が液体ロケット、二段が液体ロケット、三段が固体ロケットでございまして、このシリーズのものは三段には制御装置はつけておりません。
自主開発でやるということは、時間的にも経費的にも非常に損と申しますか、時間はかかり、経費はかかるという観点からある程度、いままでの東京大学の技術の延長として考えずに、アメリカの技術を、これはむろんすべてアメリカの技術にたよるわけではございませんけれども、ある程度のものは導入するというので、計画を変えまして、御承知のように、従来のロケット、東大のロケットは固体ロケットでございますけれども、それを液体ロケット
——これは開発委員会の見解ですから、先生からも伺いたいし、それからもう一つは事業団のほうにちょっと伺っておきたいのですが、ロケットの開発の問題ですけれども、昭和五十二年度に重さ約百キロの実用衛星を打ち上げるため、宇宙開発事業団が開発を進めている三段式Nロケットの二段目液体ロケットですね。エンジンの性能テストがこの夏アメリカの砂漠で行なわれた。
○参考人(松浦陽恵君) いまの御質問に対してお答えいたしますが、エンジンだけについてまず申し上げますと、こういう液体ロケットエンジンを開発する基礎的な能力は、Nの段階を過ぎますと、われわれに十分つくと思います。でありますが、このロケットエンジンそのものが、大きい性能を持つロケットにそのまま使えるというものには必ずしもなりません。
今年度八、九月期に東大と事業団が行ないましたロケット打ち上げ実験は、東大が第二号科学衛星を目ざすM4S14号機など三機、事業団がNロケットの第二段液体ロケット開発のためのエンジン性能試験及び制御系機能試験を目的とするLSC16号機ほか五機でありまして、東大の第二号科学衛星は八月十九日予定どおり軌道に乗り、「でんぱ」と名づけられましたことは、まだ記憶に新しいことと思います。
従来の固体ロケットではそういうことができませんものですから液体ロケットにかえた、こういういきさつがございます。 そこで、ただいまの御質問でございますが、Nロケットにつきましては、たいへん皆さまの御援助を得まして、現在、宇宙開発計画どおりにほぼ進んでおります。いわゆる軌道に乗ってまいりました。
N型のロケットになる場合には液体ロケットにしていく。きのう科学技術庁の係官を呼んで聞いてみましたら、わずかに東大の四段目か三段目に固型ロケットを使う。しかしながら、これとても将来大幅に修正せざるを得ないのではないかと私は思うのです。
特にわが国のいま計画いたしておりますロケットの開発というのは、液体ロケットを中心にいたしまして、これは今後の宇宙開発の最も中心的な役割りになる技術かと考えますので、これをとりあえず開発する。
それから第三点が、宇宙開発に関します日米の政府間の協定に基づきまして、これは昭和四十四年の七月に協定が締結されたものでございますが、その後の具体的ないろいろな折衝の結果、いわゆるソー・デルタ・クラスの液体ロケットの技術がほぼ全面的に導入できるというような見通しがはっきりしました。
これは二段目が液体ロケットでございまして、Nロケットの二段目に使用いたします液体ロケットの基礎になるものでございます。基礎的なエンジンに関する技術の確立と、それから液体ロケットを使いましての誘導制御の技術の確立を行なう、そういうLS-Cと申しますロケットがございます。これは現在四号機まで打ち上げております。五号機以降八号機まで、現在のところ予算化されております。
宇宙開発計画といたしましても、四十五年度に決定した宇宙開発計画でございますが、ロケットといたしましてNロケットをつくり上げる、そのNロケットというものは、第一段、第二段は液体ロケットを使用し、第三段には固体ロケットを使用するということが計画の中に書いてあるわけでございます。
○石川政府委員 われわれの開発しようとしておりますロケットでございますが、これは先ほどの繰り返しになりますが、われわれとしては液体ロケットを中心にして開発する。
しかし、第二段には幸いに点火をいたしまして、第二段の液体ロケットの性能をテストするという目的は達したわけでございますが、この場合に、第一段のものは比較的手近なところへ落ちまして、ちょっとした潜水で引き揚げられる、こういうことでございますが、したがって、これは原因探求に非常に役に立ちます。
ただし、大型の固体ロケットについてはなかなかむずかしい見通しでございますが、液体ロケットに関しましてはさしあたりわれわれが考えておりますいわゆるNロケット、Nロケットの程度のものでございますと、十分われわれが利用し得る技術がアメリカから入るだろう、こういうふうに私どもは判断いたしたわけでございます。